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日本バーチャルリアリティ学会大会とか情報処理学会 EC研究会の原稿を書くとき、とにかくoverleafで書いて欲しいので、そのための資料をつくりました。
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日本語の扱いに関しては下記ページを参照しました。
https://qiita.com/fujino-fpu/items/d92d185da730e25743cb -
情報処理学会論文誌テンプレート overleaf版があるので、情報処理学会論文誌への投稿時はこれを使うのが良さそうです。
ざっくりとした手順
- テンプレートをoverleafにアップロードする
- latexmkrcを追加
#!/usr/bin/perl $latex = 'platex %O -src-specials -shell-escape -interaction=nonstopmode -synctex=1 -kanji=utf8 %S'; $bibtex = 'pbibtex %O %B -kanji=utf8'; $dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S'; $pdf_mode = 3; # use dvipdfmx
- コンパイラを
Latex
にする。
細かい手順
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overleafに登録する。
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テンプレートをダウンロードする。
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overleafにテンプレートをアップロードする。
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新規ファイル作成をクリック
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ファイル名を latexmkrc にして、下記内容をコピペする。
#!/usr/bin/perl $latex = 'platex %O -src-specials -shell-escape -interaction=nonstopmode -synctex=1 -kanji=utf8 %S'; $bibtex = 'pbibtex %O %B -kanji=utf8'; $dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S'; $pdf_mode = 3; # use dvipdfmx
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コンパイラを
Latex
にする。 -
コンパイルする。
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原稿が見れたらOK。
不明点
- VRSJの論文引用は著者順です。bibファイルを使うとき
\bibliographystyle{junsrt}
を使いたいです。でも、これだと著者名のあと.(ピリオド)になります。学会のテンプレートだと:(コロン)になっているので、できれば合わせたいのですが、何をどう変えるのが一番てっとり早いのかご存じの方いたら教えて下さいTweet。
その他
差分ファイルの作り方
- 日本語の差分確認用ファイルの作り方は以下の通りです。old.texが更新前のファイル、new.texが更新後のファイルで、diff.texが差分が表示されるファイルです。
latexdiff -e utf8 -t CFONT --graphics-markup=both old.tex new.tex > diff.tex
VR学会テンプレを使うときのtips
- テンプレのままだと、latexdiff(差分を確認するためのコマンド)で作ったファイルで図が表示されないので、テンプレを以下のように修正して使いました。
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx,color}% 差し替え kizm % \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} %オリジナル
情報処理学会テンプレを使うときのtips
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図の挿入のため、下記のように変えた方が楽でしょう。
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}% 差し替え kizm %\usepackage[dvips]{graphicx} %オリジナル
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\newblockが未定義ってエラーが出るので、ネットで見つけた記事を参考に下記のように書き加えて対応しています。
\makeatletter \newcommand\newblock{\hskip .11em\@plus.33em\@minus.07em}%エラー解消のための記述 \makeatother
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図の名前は日本語でなく英語が望ましいです、