GCCE2024で「Poppel: Manipulating a Mid-Air CG Character Using a Puppet and Human Body」というタイトルで発表しました。(福岡美結)

はじめに

こんにちは。小泉研究室M2の福岡美結です。

2024年10月29日~11月1日に福岡県北九州市アジア太平洋インポートマートで開催された2024 IEEE 13th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE2024) にて研究を発表したので、ご報告させていただきます。

研究概要

「Poppel: Manipulating a Mid-Air CG Character Using a Puppet and Human Body」というタイトルで口頭発表を行いました。

私たちは、空中像として表示されるCGキャラクターの身体動作を人形と人の動作を組み合わせて操作するシステムを提案しました。この研究のビジョンとして、ディズニーのタートルトークのような対話型アトラクションのキャラクターとして空中像を導入することを考えています。空中像技術はこれまでの映像技術と異なり、空中に浮いた映像が奥行方向に飛び出すように移動させることができます。この特徴によって、空中像キャラクターは現実世界の3次元空間を自由に移動できます。飛び出して移動できるという特徴を持った空中像キャラクターの動きを含めた様々な身体動作を簡単に操作するための手法を実装しました。

具体的には、空中像キャラクターの腕や空間移動の操作は物理的な人形を介して操作され、首の操作は操作者自身の首の動きに同期されます。このシステムによって、キャラクターの腕・首・空間移動(足)を同時に動かすような組み合わせた複雑な動作を可能にします。

論文情報

公開され次第追記します。

感想

国際会議の口頭発表に参加するのは初めてでしたが、思ってたよりも緊張せずに発表を楽しむことができました。お昼には北九州のお弁当が提供されていてとてもおいしかったです。レセプションやバンケットでは、他分野の方と交流することができました。Excursionと呼ばれる観光ツアーが学会のプログラムとして開催され、皿倉山までケーブルカーで登り、夜景を見ました。