SIGGRAPH Asia 2025 の Emerging Technologies セッションで “Ghost-Free Mid-Air Imaging with a Truncated Cylindrical Array Plate” というタイトルの発表をしました(佐野遵平)

こんにちは!小泉研究室M2の佐野遵平です。

2025年12月15日~18日に香港の Convention and Exhibition Centre で開催された、 SIGGRAPH Asia 2025 で研究を発表したので、ご報告いたします!

研究概要

「Ghost-Free Mid-Air Imaging with a Truncated Cylindrical Array Plate」というタイトルで口頭発表・デモ展示しました。

私たちが以前に提案した Truncated cylindrical array plate (TCAP) という空中像光学素子について、本学会でデモ展示および口頭発表しました。従来の多くの空中像光学素子は、直交する鏡が並んだ構造をしているのに対し、本提案手法は円柱状の光学素子が並んだ構造をしているため、ゴースト像と呼ばれる邪魔な像が発生しない利点を持ちます。レイトレーシングを用いたコンピュータ上でのシミュレーションを通して光学素子を設計し、それを元に光学素子実際に作りました。

論文情報

https://doi.org/10.1145/3757373.3763772

感想

初の英語での発表であり、とても大変だった一方で、非常に良い経験になりました。 Emerging Technologies のセッションは、研究のデモンストレーション展示がメインな一方で、口頭発表もありました。

デモ展示では非常に多くの方に来ていただき、多くの方とお話しできました。私の英語力不足により聞き取りや説明に苦労した場面も多々ありましたが、さまざまな国籍のさまざまな専門・背景を持つ方々とお話しでき、国内学会では得られない研究や展示発表上の知見を得られました。また、空中像に驚いてくださる方や自分の研究を面白いと言ってくださる方、今後の進展に期待してくださる方、電通大OBの方 etc... など、ポジティブなコメントもたくさんいただき、とても嬉しい気持ちになりました。

口頭発表は緊張しすぎて全く覚えていませんが、とにかく自分の英語力不足と準備不足を痛感しました。質疑応答はなんとか聞き取れたのですが、とても本質的な質問だったのにも関わらずうまく英語で回答できず、質問者の方に納得してもらえた表情をしてもらえませんでした。また、最後のスライドに、「ここに展示場所の地図を貼る」という日本語のメモを残したまま発表するという大変恥ずかしいミスをしてしまいました。質疑対策やスライドの確認など、事前準備が大切であることを痛感しました。

SIGGRAPH Asia の他のセッションも非常に興味をそそられるものばかりでした。Technical Papers の口頭発表は、まさにその分野の第一人者の方の最先端の研究に触れている感覚があり、難しかったですが非常にわくわくさせるものでした。展示は大学からのものばかりではなく研究所や企業展示のものも多々あり、体験するだけで楽しかったです。他にも Animation Festival や Real-Time Live 、 Featured Session など、巨大な CG 分野の学会ならではのプログラムが非常に面白かったです。

会場は香港の湾仔(Wan Chai)という場所で、非常に活気あふれる街でした。2階建てバスや2階建てトラム(路面電車)が当たり前のように走っており、ラッシュ時間の人混みは東京の都心部か?と思うほど賑わってました。夜景はとても綺麗で、ビルが立ち並ぶ様子は大きな光る壁のように感じられました。食べ物もおいしく、エッグタルトは滞在中に3つも食べてしまいました。また、飲茶のような割とあっさりした食べ物は、胃があまり強くない私にはとてもありがたかったです。

今回の発表は同行してくださった研究室の方に展示をお手伝いいただけたことで、本当に助けられました。私よりもよっぽど研究の説明がうまく、逆に私必要??となってしまいました。負けないように残りの研究活動も精進したいと思います。